月曜日, 7月 10, 2006

そろそろ、旅のおわり

時間が経つのの、まぁ、何と速いこと。
西表から帰国(まさにこういう感じ)して、
早くも10日も経ったのだ。

このブログで、色々と、旅について、
というよりは、出会った人たちについて、
書いてきたのだが、
今となると、あの島にいたことすら、
幻だったか、夢だったか、と思うほど、
日々の生活は、とても現実的である。

島の暮らしが、非現実、ということでは決してないが、
時間の流れ様や、何よりあの日差しと空の碧さは、
わたし、Giovanniの現実生活とは、
雲泥の差があるから、こんな風に、感じるのだろう。

人物を書くことで、自己満足に陥っているので、
少々、消化が悪いと思われる読者もおいでだろうから、
あまり触れていなかった、いくつかの出来事を書いて、
今回、次回あたりで、
シリーズを締めくくろうかと思っている。
もう暫く、おつきあい願いたい。

再三、お話ししたよう、
従兄弟、Gちゃんは、西表島エコツーリズム協会で働いている。
西表は、島の産業と行えば、観光、という現状であるが、
その反面、観光資本が、島そのものを破壊する、という
ジレンマがあり、
元々、個々が持っていた、環境を守り保護して行こうという、
気持ちを、一つにまとめる形で、このような協会が発足した。

今回の旅の計画の段階で、
Gちゃんから、滞在中の二日間をかけて、
島の色々な場所を見学するコースが、提案されていた。
ただ、こちらは、そこそこの老齢の女性が二人いるもので、
丸二日を、長時間車に揺られて、というのはしんどいのではないか、と
懸念した結果、
一日を、そういうコースにあてて、
もう一日は、各自で好きなように過ごそう、ということになった。

その一日目は、Gちゃんの采配で、
コバヤシさんという男性が、我々の運転をしてくださることになった。
このコバヤシさんもまた、西表に惹かれて、
東京での職を捨てて、やって来た人の一人だそうだ。

最初は、マーレ川の岸に咲く、サガリバナを見に行った。
サガリバナは、二人の女性たちの是非ともの希望で、
この時期に、房を垂らして咲くという花を求めて、
川沿いに下ったのだった。


サガリバナは、そのオシベが、ダチョウの睫毛の如く、
長くフサフサとしており、
そのオシベの抵抗によって、フワフワと宙を舞い降りるようにして、
散るのが特徴のようである。

マーレ川の周辺には、アダンというパイナップルと間違うような
実をつける植物も群生していた。
このアダンの葉は、ギザギザと、のこぎりのような形状をしているが、
実も、葉も、捨てる事の無い植物と言われており、
その葉は、十分に乾燥させて、カゴに編んだり、草履に編んだりする。
草履は、石垣の市場辺りでも2千円ほどで売られているが、
とてもとても、2千円ではもったいないくらい、
手間がかかるのだそうだ。

次に、我々は、野生生物保護センターを訪問。
イリオモテヤマネコは、まさに絶滅への街道をまっしぐらに進んでおり、
100頭を切っていると考えられている。
現在、最新の個体数調査を実施しているらしく、
その結果如何にによっては、いよいよ、本格的な保護と繁殖の為の
飼育も開始されるかも知れないのだそうだ。




西表島がもう一つ危惧しているのは、外来種生物による、
西表島の生態系の破壊で、
建築資材などと一緒に島へ渡ってくる、オオヒキガエルなどが、
現在、早急な対策をとるべく対称として、あげられている。

西表の海洋生物を、間近に手軽に見る事の出来る場所として、
星砂海岸へ、次に案内された。
この海岸の砂には、珊瑚礁が細かく粉砕した物に混じって、
有孔虫と呼ばれる単細胞生物の遺骸ーこれが星型をしているーが、
多く見られる。




引き潮時には、遠浅になり、かなり遠くまで行っても、
海水はせいぜいくるぶしと膝の間くらまでしかなく、
それ位の水位の場所でも、
小さい、ちょうど、縁日に紙の網で掬うような、
金魚ほどの魚で、目にも鮮やかな青い色をしたのなんかを、
見る事ができる。

それでいて、所々には、珊瑚礁が深くえぐれている部分などに、
ぽっかりと、水深数メートルにもなるような、
大きな空間があり、シュノーケリング初心者などには、
もってこいの場所になっている。
(シュノーケリングの話は、次回、詳しく)

Gちゃんいはく、星砂海岸は、観光地である割には、
多くの生物を観察することのできる場所で、
3つの小さな浮き島のような島の合間合間に生える、
海藻類には、星の形をした有孔虫が生きた姿のままで、
付着しているのですら、
注意深く観察すれば、見つける事ができるらしい。

取りあえず、さらに、次回へ続いてみる・・・

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