水曜日, 5月 03, 2006

川のある豊かな暮らし





♪武蔵野の大地を、流れる多摩川のように、
清らかに、おおらかに、生きて行きたい・・・

もし、誰かが、多摩地域の小学校の校歌の作詞を、
わたし、Giovanniに、依頼してきたら、
こんな歌い出しにしようと思っている。

川のある暮らしは、素敵だ。
古代文明の時代から、人間の生活には、
断然、川があるほうが良いに決まっている。

東京という大都会の、比較的西の地域を流れる、
多摩川。

例えば、インドのガンジス河のような、
神々しさは無いし、
黄河のような、ダイナミズムも無い。
かと言って、とびきり美しい自然を残した川、
というわけでも無い。

どちらかと言うと、都会に相応しい、
コミュニティー・リバー的な役割がある、
と、言えるのではないか?

コミュニティー・リバーなどという概念が、
あるかどうか、実は知らないが、人が集う川。
健康維持のために、
朝夕、ウォーキングやジョギングをする人。
暖かい季節の休日ともなると、
バーベキューを楽しむ仲間たち、
お手製弁当を広げる家族連れ、など。
世代や性別関係無しに、多くの人が集う川。

無謀な開発や、環境の破壊が、
残念ながら、川そのものの規模を随分と
縮小させてしまったのは、明らかである。
元々の川幅の、3分の1の水量も無いほどである。
逆に、ちょっとした台風などで、
すぐに、水位が上がり、川は氾濫する。

現代の、都会に住む我々に、
時に、自然の大きな力は、人間にとっての
脅威になる、ということを、
思い出させてくれる、川。

真冬の日差しの無い川岸は、
見ているだけで、凍てつくような寒さの中にも、
溌溂とした、潔さのようなものを見せてくれる。

川のある生活は、素敵だ。
豊かな日々は、川と共にある。

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今日は、多摩川沿いを、川下へ自転車を走らせた。
眩しい初夏の日差しの中、
普段なら、よく口ずさむ歌まで、忘れるくらい、
川と、川岸で遊ぶたくさんの人たちを、眺めることに
忙しかった。

1時間ほど下った所で、自転車を止め、
友人に電話をしたところ、仕事が休みで家にいる、とのこと。
川まで出て来るので、お茶でもしようよ、と。
やって来た彼女と、お茶ならぬ、
赤ワインのボトルと、チーズを買って、川岸の土手に腰掛けた。

ここんところ、どうなのさ?
仕事の話やら、彼女の彼氏の話やら、
四方山話に、花をたくさん咲かせながら、ワインを空けた。










時折、話題が途切れても、キラキラ輝く川面が、
退屈さを感じさせない。
時間が、ゆったりと流れているような気がした。

高い所で燦々と輝いていた太陽が、
少し低い場所へ移動すると、思いの外、風が涼しくなり、
暗くならない内に家に辿り着くため、岐路につくことにした。

楽しかったね、また、やろうね。
そう、友人が言ったので、うん、やろうやろう、と返事をした。

ただ楽しいだけじゃなくて、豊かだなぁ、と、
わたし、Giovanniだけじゃなく、彼女も思ったに違いない。

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多くの文明が、大きな川の岸辺で、命を与えられたように、
現代に生きるわたしたちにも、
川は、こんなに豊かなものを与えてくれる。
新しい文明が、ここでまた生まれる、というよりは、
わたしたちが、何千年も昔に、川から教えられ、
そして既に失ってしまった大切なことを、
もう一度、思い出させてくれる。

清らかに、おおらかに、川のように生きる暮らし。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おお、多摩川。
わが母校は武蔵丘小学校と言いまして、1年の遠足は中河原で石拾い、でした。
きれいな石を拾ったり、拾った石に絵具で絵を描いたり…。
大人になってからは、毎月二子玉川あたりの川原で、鍋パーティーをやっておりました。
現在、東京のほとんどの川は、護岸工事で固められてますが。
この世界一の巨大都市に、そんな牧歌的な風景がまだ残されてるなんて、とても素敵なことだと思います。

藤五郎 さんのコメント...

藤五郎です。
いつも私のblogにお越し頂いていたのになかなか、こちらに伺うことができず失礼しておりました。

今日はこちらとintercontinental versionを拝見しました。多感な少年のような方だと(実年齢を存じ上げませんので、失礼があったら申し訳ありません)、勝手に想像おりました。

それにしても羨ましい休日ですね。Wine & cheeses、それと川面からせせらぎが聞こえていそうで(多摩川にせせらぎという言葉が合うのかは残念ながら知らないのですが)。実は、私も以前から、sandwichとchampagneをもってどこかへ出かけたいと夢見ておりましたので、それを実行できる環境にあるGiovanniさんが大変羨ましく思えました。

また、のどかな一日のsnapshotをblogにお書き下さい。楽しみにしております。

いまから、Giovanniがblogでご賞味下さいとお書きになったcavacavienさんの あまいものとあまくないものに伺ってこようと思います。

では。