木曜日, 10月 19, 2006

Americanなバラエティー番組たち



















ケーブルテレビのチャンネルの中で、
アメリカのテレビ番組を年中放映しているチャンネルがある。
ドラマも幾つかはまって、夜な夜な観ていたのもあったのだが、
ドラマ以外に、
日本で言う、いわゆる、バラエティー番組で、
時々、見る番組が幾つかある。

"The Swan"ーわたしを変えてー、は、
いわゆる、変身番組(◯◯ライダーとかぢゃないよ)。
短絡的に言うと、
自分がブチャイクなことに、コンプレックスがあって、
人生がつまらない。
そのコンプレックスを解消して、もっと愉しい人生を!
みたいな番組。
もっとはっきり言えば、
醜くて、モテないから、奇麗になって、モテるようになりたい、
という筋立てだわな。

で、番組の冒頭に、そのブチャイクでモテない女性が登場し、
コンプレックスから来る、数々の悲劇を発表する。
そして、その後、数名のスタッフとやり取りをしつつ、
どのように変身をしたいかをまとめた上で、入院。

変身入院中の決まりとして、
決して鏡を見てはいけないというルールがあり、
全ての変身の過程を経て、
スタジオに設置された大きな鏡(最初はカーテンに覆われている)
の前に立つ。

司会者が、『心の準備が出来たら言ってね、カーテンを開けるから』と。
『準備はいいわ』の、本人の意思表示と共に、
カーテンは開かれ、変身した自分とご対面!
『ワオ!何て事なの!信じられないわ!』と、驚嘆の声!!!

みたいな流れである。

日本の番組でもあるある、お昼のワイドショーとかで、
と、思っているあなた、チ、チ、チ!
ここで言っている変身は、ヘアメイクとお洋服、みたいな
甘いもんではございません。
手術です、手術。
先に話した、スタッフ、というのは、
整形外科医、審美歯科医、眼科医、など医療チームと、
カウンセラー、コーチ、などの精神的なケアをするチームの、
数名編成なのである。

しかも、手術は、短期間の変身を要するため、
目の手術と、脂肪吸引を同時にやっちゃうとか、
かなり、ハチャメチャ!
元々の自分の面影は、すっかり無くなって、
全くの他人に変身、という位の、手術ぶりである。

それでも、変身後の女性らは、大喜びなので、良かろう。
(他人の事だし、わしゃ知らん!)

もう一つ、変身番組。
こちらは、どっちかと言うと、
日本のお昼でもやっていそうな、
◯◯改造計画!みたいなヴァージョンで、
こちらで、変身するのは、男子。

流れとしては、
彼女(または妻)のいる男子が、
例えば、マンネリした彼女との生活に刺激を与えたい、とか、
子育てで疲れている妻を喜ばせたい、とか、
男として、女性の前で良いとこ見せちゃう!的なのり。

変身内容は、
(1)ファッション・・・いっつもジャージです、ってな
   兄ちゃんを、スーツで、パリッと決めさせる
(2)ヘア&スキン・・・かっちょいい無精髭の作り方、とか
   オイリー肌のお手入れなど(メンノンなノリ?)
(3)インテリア・・・・二人の時間をもっと熱く、
   燃え上がらせるためのお部屋作り
(4)クッキング・・・・記念日のディナーは、
   フィンランド料理でいかが?
(5)コミュニケーション・・彼女のご両親に、
   初めて挨拶する時は、などのテクニック

で、この5つの項目を、レクチャーするのが、
5人のゲイのお姉ちゃんたち。
先ずは、素の男子の家を訪ねて、
アレは駄目、コレはいけてない、と、
駄目だしのオンパレード!
下手すると、汚い家具とか、
窓から外へ放り投げられたりしちゃう。

それから、男子は、5人のゲイたちに、
順々にレクチャーを受けるのだが、
先ずは、車に乗って、洋服を買いに行く。
おっされなブティックなどへゲイ1と出かけ、
普段来た事もないような、ジャケットを羽織ったり、
させられながら、
ついでに、いかした着こなし術なんかも
教えてもらったりする。

一通り、コーディネートが決まると、
『じゃあ、お次は、家具の番だ!』と、ゲイ2氏。
今度は家具屋へ。

可笑しいのは、
何故だか知らないけど、このお姉さんたち、
車から降ると、何故か走る!
短時間で、色々やっちゃう、みたいなコンセプトなのか、
何せ、車から店へ、店から車へと、
走る走る。

後は、家に帰って来て、
料理の練習をゲイ3氏(これはあくまでも練習で、
本番は、ひとりでできるもん状態)、
髭剃り、なんかをゲイ4氏とやって、
『彼女への告白のことばは準備できてる?』
なんて、ゲイ5氏が締めをくくる。

一通りのレクチャーが済むと、
6人揃ってシャンパンで乾杯(何故?)。
そして、5人のお姉ちゃんたちは、
男子に一人一人熱いハグをして、
帰っちゃうのさ。

それで、展開としては、
いよいよ、彼女を驚かせる瞬間を、
5人は、自宅(別に5人で住んでいるわけでは
ないだろうから、誰かの家)にいながらにして、
テレビで観察するわけ。

『ああん、そのアイロンの掛け方、違ってるわよ!』
とか、
『髭は、生えている方向に剃るって教えたぢゃない!』
とか、
キャーキャー騒ぎながら観るのだけれど、
ま、最後は何とか、彼女も喜んでくれて、
めでたし、めでたし、で、また、乾杯!

どちらも、アメリカらしい。
日本にも類似した(というか、アメリカのを模した)
番組があるけれど、
本場モンに比べると生温いな、と感じる。

大袈裟さと、しらじらしさ感。
視聴率稼ぐぞ!的な演出。
テレビショッピングなんかも、
明らかに、日本のものは、アメリカの番組の
コピーだもんね。

あと、一つ、アメリカの番組で気になるのが、コーチ。
ドラマなんかにも出て来る、ライフコーチってやつ。
カウンセラーとはちょっと違う、
要するに、ガンバレ頑張れと励ましたり、
アドヴァイスしたりする存在だとか。
The Swanでは、途中くじけそうになる女性の
モーチベションを上げて、
最後まで自分と闘わせる役割を果たしているし、
Queer Eyesでは、ゲイ5が同様の役割で、
男子君が、どのような自分を理想の自分として
思い描いているのかを引き出したり、
それに向かって何が必要かを、導き出したりする。

自分の人生って、自分で何とか立ち向かって行くものだと、
思っていたけど、
アメリカぢゃ、こんなことになってんのだね。
アメリカったら!

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