
昔は、Giovanni=旅人、という公式が
当たり前だったのだが、
ここ、10年近く、旅らしい旅を、
ほとんどしていなかったことに気づかされた。
以前、旅が生活だった頃、
訪れた国は30カ国に迫り、
日々、列車や長距離バスに揺られながら、
西へ、東へ、北へ、そして、南へと、
移動する日々だった。
そういう旅は、決して、いわゆる世間で言う、
観光旅行、というのではなく、
何か、名所旧跡などを訪れることを、
目的としていたわけではない。
(結果的にそういう場所を訪れる事は
もちろん、あったが)
わたし、Giovanniにとって、
旅とは、
どこかへ行く、ことではなく、
誰かに会う、ということであるのだ。
それは、わたしが行く事を待っている人を
訪れるだけではなく、
わたしの未知な、そしてわたしを知らない
誰かを訪れることでもある。
今回の、西表島への旅は、
まさに、誰かに会う旅であった。
もちろん、西表島という場所を訪ねた事に
大きな意味があったのであるが、
それは、人と出会うことによって、
より意味のあるものとなったと言えよう。
10年振りの、今回の旅は、
『いのちのせんたく』の旅でもあった。
5日以上の休みを取った事がないと言うと、
ヨーロッパの友人たちは
まさに、腰を抜かして驚くのだが、
この10年、ずーっと、働き続けてきて、
少し疲れた心を、
十分にリフレッシュさせて
余りあるほどであった。
今回の旅については、
この旅で会った人について紹介しながら、
じっくり、書き記したいと思う。

次回は、M子叔母について。
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