日曜日, 6月 04, 2006

マルタ


ワールドカップも、サッカーも、
全く、興味無い、わたし、Giovanni。
団体競技が、苦手なもので。ご存知の通り。

ここのところ、色々なところで目にする、
ワールドカップの話題の中で、『マルタ戦』とあるが、
これは、マルタ共和国チームと戦うということ?

マルタ、マルタ共和国、実は、行った事ある。
当時のアメリカ、ブッシュ大統領と
ソ連、ゴルバチョフ書記長の、
米ソ首脳会談よりも前の話なので、
一体いつのことだろう?

シチリアの南端から、船で渡った。
同行の友人の知り合いが、その船の乗組員で、
乗客とは別に、乗組員たちの食堂で、
夕飯をごちそうになった。
しっかりとアルデンテなのに、クリーミーな
小さな蛸の入ったしょっぱめのリゾットと、
豪快に、カラリと仕上がった、小アジの唐揚げ。
うー、旨かった、最高だった。忘れられない。

バレッタという名前の首都を中心とした、
マルタの印象は、
城塞の町。
白茶けた石で、何もかもが作られていた。
歩く限り、こつんこつんと、足音が響くような、
石畳が、永遠に続く町。

ところどころに生えている、
大きなサボテンが、
『ここは南である』ということを
時折、思い出させてくれた。
大好きな映画、”Nuovo Cinema Paradiso"の
いくつかのシーンに、共通する風景。

限りなくイタリアに近いのに、
公用語は、マルタ語と並んで英語。
イギリス連邦に加入していた時代の名残のようだ。
そう言えば、
友人のAlisonも、流暢な英語を話す女性だった。

市内の交通は、バス。
日本でなら、とっくにお役御免となっているような、
ボンネットバス、とでも言うのか、
懐かしい風体をした、小さなバスが、
町中(国中)を、縦横無尽に走って、
市民(国民)の生活を支えていた。








これと言って、何かとても目立った出来事もなく、
印象に残る、モニュメントを見たわけでもない。
平凡と言えば、平凡。
退屈と言えば、退屈な町(国)だったのに、
まるで、古い色あせた映画を、
ずうっと見続けているかのように、
おんぼろバスで辿った道のりを、
次々と思い出す。

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