火曜日, 3月 28, 2006

さくら、さくら




日本人が桜咲く春を愛でるように、
ヨーロッパの人たちも、花に溢れる春を待ちわび、
春の訪れを謳歌します。

ヨーロッパに、先ず最初に春を告げるのは、
南風が運んで来る、アーモンドの花の花粉。
ポルトガルやスペインで真っ先に咲く、
アーモンドの花粉が、遠く、フランスやドイツにまで
暖かな湿り気のある風とともに、
飛ばされてくる。

それによって、人々は、
長く暗かった冬が終わりを告げようとしていることを
知らされるのである。

日本人も、ヨーロッパ人も、もちろん、他の大陸に住む人々も、
何故、春を待ちわびるのだろうか?

恐らく、人間にも、未だ動物的な遺伝子の感覚が残っていて、
冬=寒く厳しく命を脅かすもの
春=命の再生を約束するもの
という認識を、
本能が感じ取るのではないだろうか?

桜が咲くと、気分がウキウキするのは、
そういう感覚が働いている証拠。

ヨーロッパでキリスト教が発展しながら、
イースター(キリストの復活を祝う祭)を、
春の暦に組み入れたのも、
こういう感覚と無関係ではないように思う。

毎年、桜の咲く季節は、職場が一番忙しい時期で、
ここ数年、花見らしい花見はしていないも同然。
(昨年は、少なからず花の下に宴を設けましたが
色々と珍事もあり、最後は酔いふっとんだ。)

わが家の近くに、見るからに老木と呼べる、
桜の木が一本。
コンビニの前の歩道に。

コンビニで買った缶ビールで、
毎年一人ささやかな花見をする。
その老木の下で。

そんなことでも、
何やら、気分はウキウキになる。

春は、そんな季節。

0 件のコメント: